数多ノ言葉ココニ集イシ。
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「光」
この世の全てのものが 光り輝いているから
世界が存在するのです
見える 見えないとは かけ離れたところ
それは存在感なのです
私が あなたを感じ取ることができるのは
あなたが光り輝いているから
この世界にあなたがいることを
心から幸せに思うのです
「時」
貴方が感じたすばらしいひとときも
すでに 過去になってしまっているのです
刹那を 永遠に感じることがあっても
すべては 過去へむかう点でしかないのです
貴方には 今 は存在しないのです
貴方の今はもう過ぎ去って
次の点が 訪れるのです
過去でしかないあなたに 今の自分の存在を
感じることはできますか?
「嬉し」
今年最初の雪は
気が付くと ちらほら 降っていました
雪は すべての音を吸い取って
ただ 静かに ゆっくりと
まっすぐに 降りていきます
考える時間を 与えてくれました
「夜明け」
今日という日の夜が明けても 私は 何もかわらない
変わってしまったのは
私を包み込む この空間であって
決してあなたに 責任はない
そう あなたが悪いわけではない
「追憶の情景」
どんなにつらいことがあっても
何もないよりは いいと思う
つらいと感じたその一瞬も 貴方の生きた証
無味無臭なものよりも すこしでも味があるほうがいい
多くはのぞまないけれど 最低限の経験を
死ぬときに見る自分の日記に
どうか空白のページがありませんように・・・
「風」
あなたの その思いつめた溜息も
この地球のどこかで 誰かにそよぐ風になる
どんなに小さなあなたの行為でも
誰かのためになることもあるのです
「zero」
この世は あまりにも不平等すぎる
この世の正と負の境界は
いったい どこに置かれているのでしょう
それでも バランスを保っているのは
人によって 価値観が違うから
ある人はそれを喜び 正とし
ある人はそれを悲しみ 負とする
その差が 大いなるバランスとなる
願うは
すべての人が zeroでしかない
ということがないことを
「三日月」
必要ないものは 削除していこう
それは自らの意思によって
それが たとえ どんなものでも
肉体とか 感情とか 何の差別もなくして
ただ 必要かどうか それだけ
「視線の先に」
あなたのその視線の先に 私がいて
あなたの心を 少し感じ取ったかに見えた
でも その少量の誤りが
私を 暴走させ 苦悩させ 突き落とす
押すだけの特有の扉
自我は 召されるがままに
「愛」
あなたにとって
かけがえのないものがあるということは
とても幸せなことです
たとえそれが どんなに悪であったとしても
誰もあなたを 責めたりはできないでしょう
そしてあなたも それを全力でまもらなければならない
愛するというのは 本来そういうものなのです